ソウル市内の小学校での全面無償給食がいよいよ来月から実施されることになりました。
新しいソウル市長に選ばれた朴元淳氏は27日、無償給食をめぐる住民投票が無効になった後も呉世勲(オ・セフン)前ソウル市長が拒否権を行使していた小学校5年生と6年生に対する全面無償給食の予算185億ウォンをソウル市教育庁に配布する内容の書類にサインをしました。
これによってソウル市内の小学校5年生と6年生、合わせて19万7000人全員が来月から無償で学校給食を提供されることになります。
ソウル市教育庁は、小学校1年生から4年生を対象に無償給食を行っていすまが、さらに5-6年を含めた全面的な無償給食を実施する方針を進めていました。しかしこれに反対した呉世勲前ソウル市長の呼びかけで住民投票が行われ、結果は有効投票率に及ばず投票そのものが無効になり、市長自身も責任をとって辞職しました。このため、ソウル市教育庁は当初の計画どおり2学期初めから小学校5・6年生に対する無償給食を実施する計画でしたが、ソウル市が予算の配布を先送りし、これまで実行されていませんでした。