韓国では胃がんによって死亡する人の割合が1983年以降減り続けていますが、その主な要因は冷蔵庫の普及が進んだことだという研究結果が発表されました。
ソウル大学医学部の研究チームは27日、冷蔵庫が普及したことによって塩漬けしたものではなく、新鮮な野菜と果物を十分に食べられるようになり、塩分の摂取が減って胃がんで死亡する人の割合が減ったと推定されると発表しました。
胃がんによって死亡する人の割合は、1983年は10万人に46人の割合でしたが、その後は減り続けて2007年には10万人に17人の割合になりました。
そして冷蔵庫の普及率と、胃がんによる死亡の割合を統計的に分析したところ、両者の間に高い相関関係があることが認められたと説明しています。
今回の研究結果は国際学術誌に掲載されました。