韓国で今年の秋 収穫されるコメは、台風と長雨の影響で7年ぶりの不作となる見通しです。韓国農林部が先月15日現在で、全国4,655カ所の田んぼを対象に稲の作柄状況を調べた結果、今年のコメの予想収穫量は495万3,600トンから504万トンが見込まれています。これはこの10年間の平均収穫量の532万8,000トンを5.4%から7%下回り、1995年以来の不作です。作柄の状況を地域別にみますと、大雨や台風で大きな被害を受けた慶尚南道と江原道、全羅南道で平年作を10%も下回っています。しかしこうした不作にもかかわらず、コメの生産量は消費量を上回り、来年のコメの備蓄量はさらに28万8,000トンあまり増えて、172万8,000トンに達し、コメ余りの情況は一層深刻になる見通しです。