登山家、朴英碩(パク・ヨンソク)さんら3人に対する捜索作業が29日で一旦打ち切りとなりました。
朴英碩さんは、ヒマラヤ14座の一つで、標高8091メートルのアンナプルナの登頂を目指して登山中でしたが、18日午後4時以降、キャンプとの連絡が途絶え、救助隊が29日まで、12日間、捜索に当たっていました。
救助隊は、朴英碩さんら3人がクレバスに墜落したのではないかとみて捜索を続けてきましたが、雪崩などで難航し、29日、捜索を打ち切ったものです。
大韓山岳連盟は今後、捜索作業を再開するかどうかなど、さらに検討することにしています。
朴英碩さんは、大規模なチームを組まないアルパインスタイルでアンナプルナの南壁から登る新しいルートを開拓しようと、先月19日ヒマラヤに向かっていたものです。
朴英碩さんは、韓国の代表的な登山家で、「ヒマラヤの鉄人」とも呼ばれ、2005年には世界ではじめて山岳グランドスラムを達成しています。