31日は、世界の人口が70億人を突破する日です。
国連によりますと、世界の人口は急激に増えており、1959年には30億人でしたが、50年あまりで2倍以上増え、31日、ついに70億人を突破します。これは、50億人を超えてから24年目、60億人を超えてからは12年目です。
出産率は年々減っていますが、経済発展と暮らしの質の向上で平均寿命が延び、一方で嬰児の死亡率は急激に下がった結果です。
専門家らは世界の人口は2070年には100億人とピークに達した後、急速に減少するものと予想しています。現在は、世界の人口のおよそ半数が24歳以下で、青年層に当たる20-39歳の人口が世界の3分の1近くを占めています。
国連は、31日に生まれる世界中のすべての赤ちゃんが70億人目にあたるとしており、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、70億の人口を抱えるようになった世界を祝うとともに、貧困問題や、水不足など人口増加にともなう様々な問題について国際社会に対して取り組みの強化を呼びかけることにしています。