韓国の女子高生に性的暴行を加えたとして、性暴力犯罪の処罰に関する特例法違反の罪で起訴されていた韓国駐留アメリカ軍兵士が、韓国の裁判所から懲役10年の実刑判決を受けました。
これは、2001年に改定された韓米地位協定が適用されてから最も重い刑です。
議政府(ウィジョンブ)地方裁判所は1日、京畿道東豆川(トンドゥチョン)市の女子高生に性的暴行を加えた罪で拘束起訴されたアメリカ軍第2師団所属の二等兵に対する判決公判で、懲役10年の実刑判決を言い渡しました。
裁判所はまた、このアメリカ軍兵士に対して、性暴力犯罪者治療プログラムを80時間履修することと、身元情報を10年間、情報通信網に公開することを命じました。
この事件は、9月24日午前4時頃、京畿道東豆川市で、韓国駐留アメリカ軍第2師団所属の二等兵が酒に酔って東豆川市内のワンルーム住宅に侵入し、テレビを観ていた女子高生を脅して性的暴行を加え、5000ウォンを奪って逃げたもので、検察は裁判所に対して懲役15年を求刑していました。