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社会

黄禹錫元教授 ソウル大相手の裁判で逆転勝訴

Write: 2011-11-04 08:39:57Update: 2011-11-04 08:39:57

黄禹錫元教授 ソウル大相手の裁判で逆転勝訴

クローン動物を作る際に必要な胚性幹細胞の研究で論文をねつ造し倫理観を問われた元ソウル大学教授の黄禹錫(ファン・ウソク)博士が、懲戒免職されたのは不当だとしてソウル大学を相手に処分の取り消しを求めていた裁判の控訴審でソウル高等裁判所は、3日原告勝訴の判決を言い渡しました。
ソウル高等裁判所は判決で、「黄博士が論文のねつ造によって大学や国家の威信を傷つけたことは認めるが、大学で最も重い懲戒免職という処分は原則や裁量権を逸脱している」として、一審の判決を翻して原告勝訴の判決を言い渡しました。
裁判所はまた、「研究に関する主要なデータは、国内にある私立病院の研究陣がねつ造したため黄博士が見抜くことは難しく、また論文のねつ造をめぐる刑事裁判で詐欺罪については無罪を言い渡された点を考慮すると、懲戒免職は不当と判断される」としています。
黄禹錫博士は、体細胞を利用したクローン研究の一人者でしたが、2005年に研究結果をねつ造して科学誌に掲載したことが表面化し、ソウル大学から懲戒免職処分を受けたうえ、研究結果のねつ造や研究費の横領などで起訴され、おととし10月に懲役2年執行猶予3年の有罪判決を言い渡されています。

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