口蹄疫の発生が集中する冬場を迎えて、全国の畜産農家と自治体はワクチン接種の徹底など防疫に力を入れています。
韓国では去年11月から今年4月にかけて各地で口蹄疫が発生し、全国で牛や豚など347万頭を処分する被害が出ており、畜産農家と自治体はワクチンの接種などを進めています。
去年、口蹄疫が最初に発生した南東部の慶尚北道は、管内の牛1万5000頭、豚17万頭のワクチン接種を終えており、牛や豚を出荷する際はワクチン接種済み確認書の提出を求めるなど、防疫に徹底を期しています。
また、東部の江原道は、道庁と家畜衛生試験所、18の市と郡に防疫対策状況室を設置、来年4月まで運営することにし、ワクチンの接種を怠った養豚農家4ヶ所については500万ウォン以下の罰金を賦課しました。
ところで、先月31日と今月3日に慶尚北道の畜産農家から、口蹄疫が疑われる牛がいるという届出がありましたが、精密検査の結果、口蹄疫とは関係がないことが分かりました。