日本の研究機関の関係者がソウル中央地方検察庁を訪れ、韓国の検察の性犯罪への対応などについて説明を聞きました。
ソウル中央地方検察庁を訪れたのは、日本精神医療法研究会に所属している教授、弁護士、精神科医師など、13人です。
この研究会は精神医療法、少年法、児童虐待防止法などを研究する団体で、韓国の検察の関係者から、性犯罪に対する法的対応、性犯罪者の法的処遇、被害者の保護対策などについて説明を聞きました。
また、ソウル中央地方検察庁に女性及び児童対象犯罪捜査部が別途設置された経緯や、業務の内容、構成員、業務遂行時の留意事項などについても説明を聞きました。
日本では刑法の一般規定に基づいて性犯罪に対応していますが、韓国の場合、刑法以外に、性犯罪処罰などに関する特例法などが別途設けられており、より多角的に性犯罪に対応しています。
ソウル中央地方検察庁の関係者は、韓国は日本に比べて性犯罪への対応が積極的で、被害者の保護制度も充実しており、日本精神医療法研究会のメンバーが訪問したのはこうした部分を参考にするためだったと説明しました。