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社会

韓進重工業 早期の業務正常化は無理

Write: 2011-11-11 11:32:21Update: 2011-11-11 11:32:21

韓進重工業 早期の業務正常化は無理

韓進(ハンジン)重工業の整理解雇をめぐる労使交渉が10日、妥結して1年近く続いた労使対立が決着しましたが、業務の正常化にはさらに1年近くかかるものとみられています。
釜山(プサン)市影島(ヨンド)区にある韓進重工業の造船所では、去年12月、会社側が多数の従業員を整理解雇し、これに反発した労働組合がストライキに入ると会社側が施設を閉鎖し対立が激化していましたが、10日、労使交渉がようやく妥結しました。
しかし造船の受注量はゼロに近く、建造意向書締結の段階にまでこぎつけている4700TEU級のコンテナ船4隻の本契約の締結も遅れています。
そしてこれらを受注したとしても、技術を持った労働者が現場に投入されるまでには最低8か月から10か月はかかる見通しです。
韓進重工業のウォン・グァンヨン常務は「やっと妥協点を見出すことができた。会社と労働組合が正常化に向けて一緒に取り組めば、きっと難関を克服できる」と話しています。
一方、整理解雇に抗議し造船所の高さ35メートルのクレーンの上に上がって今年1月6日から籠城を続けていた民主労総の女性活動家、キム・ジンスクさん(50)は、労使交渉の決着で309日間におよぶ空中籠城を終え、10日、地上に降りてきました。
キム・ジンスクさんは大学病院に入院して検査を受けていますが、警察は建造物侵入などの疑いで近く事情を聴くことにしています。
韓進重工業は韓国初の砕氷船や大型輸送艦の「独島艦」を建造した業界4位の造船会社ですが、3年前にフィリッピンのスビック湾に造船所を開設してからは受注をスビック造船所に振り向け、釜山での受注がない状態が続いています。

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