日本と領有権問題が起きている東海に浮かぶ島、独島で、11日、初めての音楽会が開かれました。
この音楽界は韓国の超党派の国会議員で組織する「独島を守る国会議員の集い」が主催したもので、先月行われる予定でしたが、天候の悪化で2度にわたって延期されていました。
音楽会は11日午後、独島の桟橋で行われ、目の不自由な人々によって2007年に作られた管弦楽団「ハート・チェンバー・オーケストラ」がベルディのオペラなどクラシック12曲を演奏するとともに、声楽家が韓国の歌曲やアリランなど披露し、客船から降りた400人の乗客が耳を傾けました。
独島警備隊の兵士の一人は「独島を訪れて美しい演奏をしてくれたことに感謝します。これからも島の警備に最善を尽くしたい」と話していました。
この音楽会をめぐっては日本の外務省が韓国政府に中止を求めましたが、外交通商部は「韓国の領土で開く音楽会に日本が問題を提起することは受け入れられない」と回答しました。