済州(チェジュ)島がスイスの非営利財団の「ニューセブンワンダーズ」が選んだ世界7大自然景観の1つに選ばれました。
「ニューセブンワンダーズ」は世界の遺跡や自然を保護するために2001年にスイスで設立された非営利財団で、これまで中国の万里の長城やペルーのマチュ・ピチュなど「新しい世界七不思議」を選定しています。
そして今回は「世界7大自然景観」を選ぶため、世界28の自然景観を候補地にして2009年7月から今月11日にかけて世界の人々からインターネットや電話などで集計しました。そして韓国時間で12日未明、世界の自然景観をホームページで発表しました。
それによりますと世界の自然景観7か所には、韓国の済州島が入ったほか、▼ブラジルのアマゾン、▼ベトナムのハロン湾、▼アルゼンチンのイグアスの滝、▼インドネシアのコモド国立公園、▼フィリピンのプエルトプリンセサ地下川、▼南アフリカ共和国のテーブルマウンテンが選ばれましたが、順位は発表されませんでした。
済州島は審査基準となる島・火山・滝・海辺・国立公園・洞窟・森をすべて備えていることが有利に作用したものとみられています。
今回の発表は暫定発表で、検証手続きなどを経て、数週間後に最終結果が発表されます。
済州島はすでに2002年にユネスコの生物圏保全地域、2007年に世界自然遺産、そして去年は世界ジオパークにそれぞれ選定されています。
済州特別自治道の禹瑾敏(ウ・グンミン)知事は、「環境を体験する観光を開発するなどで済州島ブランドをさらに高めていきたい」と語りました。済州島は世界7大自然景観に選定されたことを記念してマンジャン洞窟、チョンジヨン滝など観光地25か所を年末まで入場無料にすることにしています。