北韓では携帯電話など情報通信技術の利用が、当局の統制を超えるほど急速な広がりを見せていると、アメリカのボイス・オブ・アメリカがロシア人専門家の話として12日、報じました。
1990年代に北韓駐在ロシア大使館に勤めていたマンスロフ博士は、アメリカのシンクタンクのノーチラス研究所が発行する報告書に寄稿し、その中で「北韓は現在、デジタル社会の入り口に差し掛かっている。携帯電話の使用が爆発的に増えており、これによって当局の統制は弱まってくるだろう」と分析しました。
そしてマンスロフ博士は「今は北韓当局がインターネットを厳しく監視しているが、一度統制が緩くなると、ネットユーザーが大幅に増えて再び元には戻れなくなる」としています。
しかしノーチラス研究所のヘイズ所長らは8日、共同で書いた論文で「北韓の携帯電話やインターネットは、金正日政権への挑戦基盤にはなれないだろう」とする考えを示しました。