保健福祉部はこのほど、加湿器の殺菌剤に含まれている殺菌成分が肺の損傷を引き起こすとして、6品目の加湿器殺菌剤について回収命令を出しましたが、そのうち一つは政府が安全性を認めるKC認証を取得した製品だったことが分かりました。
知識経済部が13日、明らかにしたところによりますと、回収命令が出た6品目のうち「加湿器クリーンアップ」という製品は洗浄剤としてKC認証を取得していたということです。
知識経済部の技術標準院は、医薬部外品、化粧用洗浄剤、厨房用洗剤、配水管洗浄剤などについて、安全性が認められた製品についてKC認証マークを付与していますが、加湿器殺菌剤の場合、人が直接呼吸して体の中に取り入れるにもかかわらず、別途基準がなく、化粧用洗浄剤の基準を適用して認証マークを付与したということです。
これについて、市民団体の環境保健市民センターの関係者は、「人体に直接影響を及ぼす恐れがある製品について別途基準を設けず、洗浄剤の基準を適用して安全だと認めたのは明白な職務怠慢だ」と批判しています。