韓国の国債が安全資産として評価されています。
証券業界が21日、発表したところによりますと、韓国の10年満期国債の利回りは7月の4.20%から今月16日には3.79%に、0.41%程度下落しました。
これはアメリカ、インドネシア、オーストラリア、ドイツ、イギリス、カナダ、中国に次いで8番目の下落幅です。
8月以降、アメリカ国債の信用格付けの格下げやユーロ圏の債務危機で世界の株式市場が大きく下落しましたが、こうした中でも国債の利回りが下落したのは、それだけ安全な資産と評価されていることを意味します。
インドネシアやオーストラリアの場合は政策金利の引き下げの影響が大きく、中国の国債の利回りは事実上政府によってコントロールされていることを考慮すると、韓国の国債の利回りの下落幅は実質的には世界で5番目となります。
LG経済研究所のチェ・ムンバク博士は、「外国人の資金が持続的に流入し、国債の利回りが下落しているのは、それだけ韓国の国債が安全な資産だと評価されていることを意味する」と指摘しました。