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社会

CS催涙液  30年ぶりに全量廃棄へ

Write: 2011-11-22 13:01:37Update: 2011-11-22 13:01:37

CS催涙液  30年ぶりに全量廃棄へ

1980年代後半から、デモ隊鎮圧現場で警察や機動隊が使用してきた殺虫剤成分が含まれた「CS催涙液」が、来年、全量廃棄されることになりました。
警察は、「CS催涙液」の急性毒性物質クロロピクリンが人体に有害だとする国防科学研究所の2006年の調査結果を受けて、それ以後、デモ隊への使用を自制してきました。
ただ警察庁は、2010年にスイス製の新型「PAVA催涙液」を購入した後も、緊急事態に備えておよそ4500リットルのCS催涙液を保有していましたが、来年中にCS催涙液を全量廃棄する方針を20日、初めて発表しました。
新しいスイス製の「PAVA催涙液」は、殺虫効果のあるカプサイシンに似た合成物質ノニバミド(Nonivamide)の成分が含まれています。
このため専門家の間では、ノニバミドも殺虫剤に使われる物質であり、高濃度で使えば人体に害になりかねないとして安全性が検証されていない物質を不特定多数に無差別散布することは危険だと指摘しています。

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