9月の出生児数が1年7か月ぶりに減少に転じました。
統計庁が24日に発表した人口動向によりますと、9月の出生児数は3万9300人で、去年の同じ期間に比べて7.1%減少しました。
出生児数は去年2月以降増え続けていましたが、1年7か月ぶりに減少に転じました。
去年9月の出生児数は4万2000人あまりと、とりわけ多かったことから、減少幅は2009年2月以降最も大きくなりました。
統計庁の関係者は、「去年から経済が回復したうえ、ベビーブーム世代の子どもが主に出産する年代になったため、ことし上半期まで出生児が増加した。この傾向が終わったのかどうかは、出生届けが遅れる場合もあるので、あと数か月見守る必要がある」と話しています。
一方、ことしに入って9月までの累積の出生児数は36万3000人で、去年より3.8%増えています。