ソウル中心部の光化門(クァンファムン)広場に建てられて名所になっている世宗(セジョン)大王と李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像を、広告など商業目的で撮影する場合は著作権料を支払うことになります。
二つの銅像のうち、朝鮮王朝第4代の世宗大王はハングルを作ったことで知られ、李舜臣将軍は豊臣秀吉の朝鮮侵略の際に朝鮮の水軍を率いて秀吉軍に大きな打撃を与えた英雄で、いずれも韓国では有名な歴史上の人物です。
これらの銅像の著作権は、今年5月に彫刻家など著作権者がソウル市に無償で譲り渡していますが、ソウル市が4日明らかにしたところによりますと、著作権の管理体制が整っていないことから銅像の管理や活用が難しいため、ソウル市は文化体育観光部の傘下にある「韓国データベース振興院」に著作権の管理を委託したということです。
これによって、今後二つの銅像を広告や販売用など商業目的で撮影する場合は「韓国データベース振興院」の承認を得たうえで一定の金額を支払うことになり、ソウル市はこうした得られる収益を社会福祉などに使うことにしています。
ソウル市が公共財産の管理を専門機関に委託したのはこれが初めてです。