慶尚北(キョンサンブク)道で5日午後、空軍の演習機1機が訓練中に墜落し、操縦士2人が死亡しました。
空軍の発表によりますと、5日午後2時27分ごろ緊急着陸訓練をしていた空軍の演習機1機が慶尚北道醴泉(イェチョン)郡で墜落し、乗っていた操縦士2人が死亡しました。
空軍は、エンジンが停止する状況に備えた着陸訓練中に事故が発生し、一人は機体の中で、もう一人は機体の外でそれぞれ遺体で見つかったとしています。
この演習機は、空軍部隊に近い農家の敷地に墜落したため、ビニールハウス3棟が燃えましたが、民間人に被害はありませんでした。
空軍は、事故機と同じ機種の演習機の飛行を全面禁止し、精密な点検に入るとしています。
墜落した演習機は、1992年にイギリスから導入した古い機種で、1994年に1機、1995年に2機などこれまで合わせて4機が墜落しており、来年から新しい機種に入れ替える予定でした。