ソウル中央地方検察は、韓国の女子高生に性的暴行を加え、金品を盗んだ疑いで、6日、韓国駐留アメリカ軍の兵士を逮捕しました。
検察によりますと、逮捕されたのは韓国駐留アメリカ軍第1通信旅団所属の二等兵(21)で、今年9月17日、午前6時前、ソウル市麻浦(マポ)区のワンルームに忍び込んで、寝ている女子高生に性的暴行を加えたうえ、ノート型パソコンを盗んで逃走した疑いがもたれています。
取り調べでこの二等兵はパソコンを盗んだことは認めたものの、女子高生が先に英語で提案をしてきたとして性的暴行ではないと否定していましたが、女子高生は会話ができるほど英語が上手ではないことが分かったということで、今月2日逮捕状を請求していました。
検察は韓米地位協定に基づいて、逮捕されてから24時間以内にこの二等兵を起訴する方針です。
韓国では先月もアメリカ軍第2師団所属の二等兵が、京畿道東豆川(トンドゥチョン)市の女子高生に性的暴行を加えた罪で拘束起訴され、懲役10年の実刑判決が言い渡されました。