社会
李相得議員の秘書を逮捕 政界ロビー疑惑
Write: 2011-12-09 09:38:20 / Update: 2011-12-09 09:38:20
韓国SLSグループの李国哲(イ・グクチョル)会長による政界の実力者への贈収賄事件を捜査している検察は8日、与党ハンナラ党の李相得(イ・サンドク)議員の秘書を逮捕しました。
この秘書は、SLSグループの李国哲会長がグループの資産状況を偽って輸出保険公社から先受還付金として12億ドルを不正に受け取り、このうち数十億ウォンを政界や官界の工作に使ったとされる政界ロビー疑惑の中心人物とされています。
逮捕に先立って、検察はすでに、李国哲会長の政界ロビーの窓口となってきた疑いで拘束したレンタカー業者の代表に対する取り調べで、李国哲会長がこの秘書に500万ウォン相当の高級時計や巨額の現金を渡したとする供述を得ています。
これに対して秘書は、日常的な業務をしただけで、時計は記念品だと思って受け取ったがすぐに返したと供述しています。
検察は拘束中の李国哲会長とレンタカー業者の代表に対し、秘書に渡した金品の内訳や請託の内容を追求する一方、政界ロビー疑惑の実体を解明するため、金融機関の口座についても幅広く調べています。
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