ソウルと仁川空港を結ぶ空港鉄道の線路で、線路の凍結を防止する作業をしていた作業員6人が列車にはねられ、このうち5人が死亡し、1人がけがをしました。
この事故は、9日午前0時半頃、仁川空港鉄道の桂陽(ケヤン)駅から仁川空港方面へおよそ1キロの地点で起きたもので、作業員8人が線路の凍結防止のための作業をしていたところ、6人が最終列車にはねられ、このうち5人は事故現場で死亡し、1人は足にけがを負い病院に運ばれました。
仁川空港鉄道を運航しているコレール=韓国鉄道公社によりますと、線路の作業は最終列車が運転を終えた後に始めることになっていたものの、予定より1時間ほど前に線路で作業が始まったとしており、作業員は8日夜からの寒波のため早めに作業を終えようとしたのではないかとみられるとしています。
警察は事故に遭った作業員や空港鉄道の関係者を呼んで、空港鉄道に過失があったかどうかなどを調べています。