タービン部分の異常のため稼動が停止した蔚珍原子力発電所1号機の稼動が15日再開しました。
韓国水力原子力は発電容量95万kW規模の蔚珍原子力発電所の1号機は修理を終え、15日午前2時から再び稼動を始めて、16日午後3時25分ごろに最大出力に到達すると発表しました。
政府は、原子力安全委員会と韓国原子力安全技術院の安全点検によって安全性を確認し、再稼働を決めたということです。
一方、14日午前に稼動が止まった古里(コリ)原子力発電所3号機は、変圧器内のケーブルが損傷していることがわかり、ケーブルの復旧作業を行っているところだということです。
13日から14日にかけ、突然の故障によって原子炉2基が相次いで止まったことで、14日の電力予備率は一時、この冬に入って最も低い8%台まで落ちました。
電力消費の多い本格的な冬に入ったなかでこうした事故が発生し、電力需給に対する不安が広がっています。