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社会

深刻な離散家族の高齢化 半数近くが80歳以上

Write: 2011-12-16 09:20:11Update: 2011-12-16 09:20:11

深刻な離散家族の高齢化 半数近くが80歳以上

韓国と北韓で離れ離れになっている離散家族で、韓国にいる人10人に4人が80代以上と、高齢化がかなり進んでいることがわかりました。
統一部は今年4月から11月まで、政府の「離散家族情報統合システム」に登録された離散家族8万1800人のうち、連絡がついた6万6611人を対象に初めての全数調査を行い、15日、その結果を発表しました。
それによりますと、離散家族の年齢は90歳以上が6%、80代が37.8%、70代が37.3%、60代が13.6%と、80代以上が全体の43.8%、70代以上が81.1%と高齢化がかなり進んでいることがわかりました。
そして両親または夫婦、子どもが離れ離れになっている場合が44.7%で最も多く、兄弟・姉妹は44.1%、三親等以上の親戚は11.3%でした。
生死が確認された家族と今後交流を希望するかを聞いた質問では、希望すると答えた人が78.7%で、希望しないと答えた人は21.3%でした。交流を望まない理由としては、「北韓にいる家族がすでに死亡しているため」と答えた人が最も多く、次いで「交流費用が負担になるため」、「北韓側の家族から連絡が途絶えたため」などの順でした。
統一部は、この調査結果をもとに、来年、離散家族の交流を促進するための基本計画をまとめることにしています。
南北離散家族の再会は、2000年以降、これまで18回行われ、南北合わせて2万1000人あまりが再会しています。

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