アメリカ政府は21日、北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長死亡後の三男、正恩(ジョンウン)氏の後継体制に変化はないとの見方を示しました。
ホワイトハウスのカーニー大統領報道官は21日の定例会見で、北韓で権力を分割することで合意した兆候があるとの一部メディアの報道について、「金正日国防委員長は正恩氏を公式の後継者として指名しており、現時点で変化があるとの兆候はない」と述べました。
アメリカ政府は、19日に金正日国防委員長の死亡が伝えられて以降、「北韓の新指導部」という表現を一貫して使ってきており、正恩氏の名前に公式に言及したのは今回が初めてです。
アメリカ政府はまた、金正日国防委員長の死亡で中断した北韓に対する食料支援と、さらなる米朝対話のための協議を続けていく考えを示しました。
これに先立って、アメリカ国務省は、北韓との間で19日、ニューヨークチャンネルを通じて食料支援に向けた実務接触を行ったと20日明らかにしています。
金正日国防委員長の死亡後に実務接触を行ったことや、食料支援を続けていく考えを示すなど、アメリカ政府は北韓の新しい指導部に対して対話に向けたシグナルを積極的に送っています。