風邪薬や解熱剤など家庭常備薬が、来年8月ごろからコンビニでも買えるようになる見通しです。
風邪薬や解熱剤などは現在、薬局でしか買うことができず、薬局が開いていない深夜や休日には薬を買えないという国民の不満が高まっています。
このため家庭常備薬については、薬局以外の場所でも販売できるよう改めた薬事法の改正案が、今年9月に国会に提出されましたが、薬剤師の団体である大韓薬事会の強い反発で棚上げ状態が続いています。
しかし薬剤師に対する世論がさらに悪化したことから、大韓薬事会は改正案を受け入れる方針を示しました。
これを受けて保健福祉家族部は「長官が指定する常備薬は、24時間営業の場所に限って販売を認める」という条項を新たに加え、薬物による事故を想定して、すぐに回収できる場所での販売だけを認めることになりました。
こうしたことから家庭常備薬は24時間営業のコンビニでの販売だけが認められ、24時間営業をしていない大型マートやスーパーなどは対象から外される見通しです。
またコンビニで販売される家庭常備薬は、解熱鎮痛剤と総合風邪薬のほか、保健福祉家族部がさらに検討して決めることにしています。
政府は薬事法改正案が来年2月に国会で成立すれば、半年後の8月ごろにはコンビニでの販売を始めたいとしています。