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社会

韓国軍事政権下で拷問 死亡男性2人に無罪判決

Write: 2011-12-26 08:50:08Update: 2011-12-26 08:50:08

韓国の軍事政権時代に、北韓のための工作活動をしていたという疑いをかけられて拷問を受け、うその自白をして有罪を言い渡され服役し、すでに死亡している男性2人に対して、光州高等裁判所は22日、いずれも無罪の判決を言い渡しました。
男性2人は1972年と1982年に、西海の北韓に近い延坪(ヨンピョン)島付近で漁をしていて北韓に拉致された後、韓国に戻されましたが、その後、北韓のスパイとして工作活動をしたとして逮捕され、72年に拉致された男性は懲役4年、82年に拉致された男性は懲役10年を言い渡されて服役し、2人とも刑を終えて出所後に死亡しました。
しかし2人の遺族の申請で再審が行われ、光州高等裁判所は22日、男性らが当時の軍事政権から過酷な拷問を受けてうその自白をしたとみられるうえ、北韓からの指令を受けて韓国の国家秘密を漏らしたり北韓の体制を宣伝したりするなど、工作活動をした証拠が充分ではないとして、改めて無罪を言い渡しました。
イ・チャンハン裁判長は判決のあと「人権を守るべき司法機関が自らの役割をきちんと果たせなかった。無実の罪を着せられたお二方に謹んでお詫びしたい。ご冥福を祈ります」と述べ謝罪しました。

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