南極海で流氷にぶつかり船体に穴が開いたロシア漁船の救難に当たっていた韓国の砕氷船アラオン号は、漁船の修理作業をすべて終え、漁船を安全な海域に移動させています。
ロシアの漁船「スパルタ」は今月16日に流氷にぶつかり、船体に穴が開いて、傾いた状態になったため、ロシア政府が韓国政府に協力を要請し、ニュージーランドに停泊していた韓国の砕氷船、アラオン号が急きょ現場の海域に向かって救難に当たっていました。
アラオン号は、ロシア漁船の傾きを正すために、まず、ロシア漁船の燃料を一時的にアラオン号に移し、溶接機と酸素切断機を使って破損した船体に鉄板を溶接した後、溶接部位をセメントで補強しました。
そして、修理のためにアラオン号に移した燃料を再びロシア漁船に戻し、28日未明、出航の準備を終えたということです。
現在、アラオン号は、ロシア漁船を事故が起きた海域から160キロ離れた安全な海域に移動させているところで、ロシア漁船は自ら氷を砕いて前進する能力がないため、アラオン号が前で氷を砕きながら移動させているということです。
氷のない安全な海域に到着すれば、救難のために来ているほかの漁船にロシア漁船を引き渡す予定です。
アラオン号は、救難活動を終えた後本来の任務に復帰して、2番目の南極基地の建設候補地に向かい、来年の着工に向けた最後の精密調査を行う予定です。