韓国仏教の総本山、ソウル曹渓宗の総務院長や韓日仏教文化交流協議会の会長を務めた智冠(ジグァン)僧侶が2日午後、亡くなりました。80歳でした。
智冠僧侶は去年9月に喘息のためソウルの病院に入院し治療を受けてきました。
智冠(ジグァン)僧侶は、慶尚北道(キョンサンブクド)浦項出身で、1947年に出家して以来、慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)郡にある海印寺の住職、ソウル東国大学総長などを経て、2005年に任期4年の韓国仏教の総本山、ソウル曹渓宗の総務院長に就任、宗派を超えて宗教団体の安定と和合の基盤を築き上げました。
また私財で仏教文化研究院を設立し、韓国仏教1700年の歴史を綴った全部で20巻の百科事典「伽山仏教大辞林」を出版するなど韓国を代表する学僧としても尊敬され、2001年に政府から銀冠文化勲章を贈られました。
智冠僧侶の告別式は6日に海印寺で執り行われます。