韓国の女子高生に性的暴行を加えた疑いで起訴された韓国駐留アメリカ軍兵士が、国民参加裁判の方式で裁判を受けることになる見通しです。
ソウル中央地方裁判所は4日、女子高生に性的暴行を加え、金品を盗んだとして性暴力犯罪の処罰に関する特例法違反の罪で起訴された韓国駐留アメリカ軍兵士が出した国民参加裁判の申請を受け入れると明らかにしました。
裁判所は、ただし、被害者が多数の陪審員の前で証言することを拒否した場合、国民参加裁判を行うのは難いため、陪審員なしで裁判を行うとしています。
アメリカ軍兵士側は、4日に行われた、争点を整理するための公判準備期日で、「類似性行為をし、ノートパソコンを盗んだことは認めるが、決して被害者との性交渉はしていない」と主張しました。このアメリカ軍兵士は、去年9月、ソウル市麻浦(マポ)区のあるアパートに押し入り、眠っていた女子高生に性的暴行を加え、ノートパソコンを盗んで逃げた疑いで拘束起訴されています。