韓国社会で自らの政治的性向を保守的だと考える人の割合がこのところ、大きく減ったことが分かりました。
韓国保健社会研究院が、去年12月、全国の20歳以上の男女1500人を対象に7年ぶりに実施した国民意識調査によりますと、自らの政治理念について「保守」と答えた人の割合は19.8%と、7年前の2004年の調査より8.5ポイントも減少しました。
反対に「進歩」という回答は、28.8%と7年前より2.9ポイント減っています。
一方で保守でも進歩でもない「中道」は2004年には38.9%でしたが、去年2010年は51.4%と、国民の半数を超えました。
今回の調査で保守派が大きく減ったことについて、韓国保健社会研究院は、「格差の広がりに対する政府与党への不満が反映された結果とみられる」としており、春の総選挙と、年末の大統領選挙にどう反映されるかに関心が寄せられています。