ソウル市は、毎週水曜日午前11時から午後3時まで、清渓(チョンゲ)広場で市民発言台「言いたいことあります」を開設することを決め、1回目となった11日には16人の市民が参加しました。
「言いたいことあります」は、イギリス・ロンドンのハイドパークで毎週日曜日に開催されている、市民誰もがテーマに関係なく、話したいことを自由に発言できる「スピーカーズコーナー(Speaker's corner)」をモデルにしたもので、ソウル市が市民とのコミュニケーションを図るために設けたものです。
市民発言台では、10分以内で、ほかの人を誹謗・中傷する内容や、特定の政党に対する支持・批判を除けばなんでも自由に話すことができます。
参加を希望する市民はソウル市のホームページで申し込むようになっています。
ソウル市は、市民発言台の健全な運営に向けて、利用する市民が守るべきガイドラインを作成し、運営する予定です。
ソウル市は3月まで市民発言台を試験的に運営し、そのなかで確認された問題を補完したうえで本格的に運営するとしています。
また、市民の発言内容を政策に関するものとそうでないものとに分け、政策に関するものについては検討を行ったうえで市政に反映する方針です。
ソウル市は、「市民と行政とのコミュニケーションの場にしていきたい」としています。