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社会

加湿器殺菌剤の肺疾患 10人目の死者

Write: 2012-01-13 09:32:45Update: 2012-01-13 09:32:45

加湿器殺菌剤の肺疾患 10人目の死者

加湿器の殺菌剤で健康を害した人への補償についての議論が進んでいないなか、加湿器の殺菌剤が原因とみられる肺疾患の患者1人が死亡しました。
保健福祉家族部の疾病管理本部が12日、明らかにしたところによりますと、加湿器の殺菌剤が原因とみられる肺疾患のため、去年5月にソウル市内の大学病院で肺の移植手術を受けた29歳の女性患者が11日、死亡したということです。
この女性患者は去年初めからせきと呼吸困難の症状があり、4月にソウルの大学病院の集中治療室に入院し、5月初めに肺の移植手術を受けましたが、拒絶反応が現れ、結局死亡したということです。
これで保健当局が確認した、加湿器の殺菌剤が原因とみられる肺疾患患者34人のうち、死亡した人は10人に達しました。
保健当局は、去年11月、疫学調査や動物実験などの結果、原因不明の肺疾患の原因は加湿器の殺菌剤の可能性が高いと発表し、肺疾患を誘発すると推定される成分が含まれた殺菌剤6種の回収命令を出すとともに、加湿器殺菌剤を医薬外品に指定して管理しています。
保健当局はまた、ホームページと保健所の窓口で、加湿器の殺菌剤による肺損傷が疑われる事例133件を受け付け、調査を進めています。
一方、市民団体の「緑色消費者連帯」や「緑色市民権利センター」などは、去年11月、加湿器殺菌剤による被害について集団紛争調停の手続きに入っており、加湿器殺菌剤による被害者の家族の会は、政府と殺菌剤メーカーを相手取って訴訟を起こす準備を進めています。

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