去年7月、ソウルの西にある江華島の海兵隊第2師団の歩哨所で銃を乱射して4人を死亡させ上官殺害などの罪で起訴されていた20歳の上等兵に対し、軍事法廷は13日、死刑判決を言い渡しました。
またこの上等兵を手助けし、上官殺人と殺人、殺人未遂、軍用物窃盗の罪で起訴された21歳の二等兵には、懲役20年の判決が言い渡されました。
この事件は、江華島にある海兵隊の海岸歩哨所で、海兵隊第2師団の上等兵一人が部隊内での暴力やいじめを苦にして同僚の兵士らにK-2小銃を乱射した後、詰め所から離れた部屋で手りゅう弾一発を爆発させ、これによって4人が死亡、乱射した上等兵を含む2人がけがをしました。
事件が発生した歩哨所には、海兵隊の兵士30人が勤務をしていました。
海兵隊司令部の普通軍事法廷は、「あらゆる状況を見極めたとき、極刑が避けられない」として上等兵には死刑を、二等兵には懲役20年を言い渡しました。2人の被告が控訴すれば、国防部の高等軍事法院で二審の裁判を受けることができます。