韓牛価格の下落を受けて、政府に対策を求める畜産農家の農民による集会と記者会見が16日、全国で行われました。
韓国酪農肉牛協会の会員100人あまりは16日、ソウルのヨイドにある産業銀行前に集まり、「畜産農家は倒産し、牛は死んでいくのに、政府は根本的な対策を出していない」と、政府を強く非難しました。
また、南西部の全羅北道の畜産農家の農民は、道庁で記者会見し、「牛の適正飼育頭数を維持する政策が失敗し、牛の価格が大きく下落したのに、政府は牛肉の輸入に熱を上げている」と、政府を非難しました。
その他、京畿道、江原道、忠清北道、慶尚南道、慶尚北道の酪農肉牛協会の農民らも、それぞれの道庁で記者会見し、知事に会って、対策を求めました。
韓国酪農肉牛協会のイ・スンホ会長は、「政府は外国産牛肉の輸入は拡大しながら、国内の畜産業は放置している。このままでは畜産業の基盤が崩壊する」と述べました。