3年前の1月20日、ソウル市龍山(ヨンサン)区の再開発地域で起きた「龍山事件」から20日で3年になり、遺族や市民団体などは19日と20日にソウルなどで追悼大会を行いました。
「龍山事件」は、2009年1月20日、ソウル市龍山区の再開発地域で立ち退きに反対して雑居ビルに立てこもっていた住民が、強制排除のため投入された警察と衝突する過程でビルが全焼し、住民5人と警察官1人の合わせて6人が死亡したものです。
19日にはソウル駅広場で龍山事件で犠牲になった遺族や関係者、市民らおよそ700人が出席して追悼大会が行われ、遺族らは「明洞などでソウル市が進めている再開発計画のため、今も住民対策なしの強制立ち退きが行われている」として、龍山事件によって拘束された住民の釈放と強制立ち退きを禁止する法律の制定を求めました。
遺族と市民団体は20日には犠牲者が葬られている京畿道(キョンギド)のメモリアル・パークで追悼祭を行うことにしています。