きょう1月23日は韓国の旧正月、ソルナルで、各地で旧正月らしい光景がみられました。
23日、ソウルは快晴ながら氷点下12度とこの冬一番の冷え込みとなり、全国的に厳しい寒波に見舞われました。23日午前、高速道路は早くも故郷から帰るUターンラッシュと墓参りなどの車で渋滞が始まりました。
韓国道路公社の関係者は23日1日だけで38万台の車が、明日24日は44万6000台がそれぞれの故郷からソウルに戻ってくると推算しています。
一方、韓国最大の名節「ソルナル」とあって、ソウル市内では韓国の伝統芸能を体験できるイベントが相次ぎました。
ソウル歴史博物館では23日、韓国のサムルノリや世界各国の民族公演が楽しめるイベントが行われたほか、朝鮮王朝時代の宮殿「昌慶宮（チャンギョングン）」では伝統の正月のあいさつ方法を学ぶ体験行事が、ソウル子ども大公園やソウルランド、韓国民族村では韓国風すごろく「ユッノリ」など伝統遊びを体験できるイベントなどが繰り広げられました。
ところで、旧正月を祝う中国からの観光客は去年より35％増えて4万5000人あまりに達するとみられ、ソウル市内のデパートや大型マートはこれを当て込んで連休日を縮小しているほか、東大門市場や南大門市場、明洞の繁華街でも中国人観光客向けに営業を行っている店が目立ちました。