社会
韓国に適したパプリカ 種子開発に成功
Write: 2012-01-25 09:42:46 / Update: 2012-01-25 09:42:46
これまで輸入に頼ってきた野菜のパプリカの韓国に適した種子が、慶南(キョンナム)農業技術院で開発され、韓国で安く栽培できる道が開かれました。
パプリカはトマトの10倍のビタミンCを含んでいますが、これまでは種子を全部オランダから輸入していました。
この種子はひとつ500ウォンから550ウォンほどもするため、毎年60億ウォンほどの輸入代金が必要でした。
このため慶南農業技術院は4年かけて韓国の気候や土壌に合ったパプリカの品種を開発していましたが、このほど韓国に適した3つの品種を開発し品種登録をしました。
これによって韓国産の種子に代えれば、農家が種子を買い入れる費用は半分に減り、その分農家の所得が増えます。
慶南農業技術院はパプリカの消費量が多い中国の環境に合った品種も開発しており、種子の輸出による収益も期待されています。
今回開発した韓国産のパプリカの種子は、今年中にテスト栽培を終え、来年から本格的に農家に普及していく見通しです。
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