中学校や高校の卒業式のあとで卒業生たちが学校などで行う、いわゆる「打ち上げ」が行き過ぎた状態になっていることについて、ソウル市教育庁は行き過ぎた行為は校内暴力にあたる犯罪行為とみなして厳しく取り締まるという方針を25日、発表しました。
それによりますと、卒業式の後の打ち上げに使うとして金を奪い取る行為は「恐喝」にあたり、卒業生に卵を投げつけたり小麦粉を掛ける行為は「暴行」、服を脱がせて裸にしたり裸の状態で身体をたたくことは「セクハラ」にあたるとして処罰することにしています。
ソウル市教育庁は、こうした打ち上げの代わりに制服をおさがりとして後輩に譲ったり、先生や後輩からのお祝いのメッセージを映像で流したり、卒業公演を行ったりすることで、生徒全員が気持ちよく参加できる卒業式を企画するよう各学校に呼びかけていく方針です。