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社会

「映画での裁判は興行ねらった虚構」 大法院が異例の反応

Write: 2012-01-28 14:00:14Update: 2012-01-28 14:00:14

「映画での裁判は興行ねらった虚構」 大法院が異例の反応

実話に基づいた映画によって裁判批判が起きていることや、裁判官の自宅前での抗議行動などに関して、大法院が異例の強い懸念を示しました。
これは最近、数年前の実話に基づいた映画「折れた弓矢」がヒットし、裁判批判につながっているほか、ソウル市教育監の裁判について賛否両論が沸騰し、ソウル市教育監の裁判を担当した判事の自宅前で抗議集会が開かれたためです。
これについて日本の最高裁判所にあたる大法院は27日、異例の声明を発表して「映画は興行ヒットをねらって司法へのテロを美化した虚構のもので、また判事の自宅前での集会は法治主義に対する深刻な挑戦であり、これらは憲法が守ろうとしている法治主義と民主主義に反するものだ」として強い懸念を示しました。
映画「折れた弓矢」は、大学入試試験の数学問題の間違いを指摘したものの解雇された大学教授が、教授地位の回復を求めて裁判を起こしたが、正当な理由もなく棄却されたため、担当の裁判官を弓で脅すという実話に基づいた内容で、映画のヒットとともに司法への批判が出始めています。
またソウル市教育監の裁判結果をめぐっては賛否両論が起きている中、保守系の市民団体のメンバーが、26日、裁判を担当した判事の自宅前で抗議集会を行うとともに、生卵も投げつけました。
大法院が懸案に対する公式な声明を出したのは、2010年3月以来、ほぼ2年ぶりです。

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