人口の流入が続いていた首都圏で、去年、初めて外部に転出する流出人口が流入人口より多くなる現象が起きました。
統計庁の調査によりますと、ソウル市、仁川市、京畿道の首都圏から去年は8000人が外部に流出し、統計庁が調査を始めた1970年以来初めて首都圏を離れる人口が首都圏に流入する人口を上回ったことがわかりました。
首都圏への流入人口は、2005年には12万9000人だったのが2008年には5万2000人と少なくなり、2010年には3万1000人に減っていましたが、これがついにマイナスに転じたことになります。
これを年齢別に見ますと、10代と20代の場合は、首都圏への流入人口が首都圏からの流出人口より4万4000人多くなっていますが、30代以上の場合は、首都圏を離れる人が首都圏への流入人口より多くなっています。
過去10年間、10代と20代の人口の首都圏への流入は続いていますが、その規模は年々減っている一方、40代と50代の人口は2007年から、30代と60代以上の人口は2008年から流出に転じ、その規模が増え続けています。