社会
ソウル都心に魚養殖ビル 政府が新技術PRへ
Write: 2012-02-07 08:57:27 / Update: 2012-02-07 08:57:27
国土海洋部傘下の韓国海洋水産開発院は、ソウルの都心に13階建ての魚の養殖場ビルを建設し、魚の養殖技術をPRすることになりました。
韓国海洋水産開発院が5日、発表したところによりますと、来年、50億ウォンの予算でソウルの都心に地下4階、地上13階建ての魚の養殖場ビルを建設し、このうち1階から3階までは「アクア・テーマパーク」として、養殖広報館、養殖した魚を販売する売り場、刺し身が食べられるレストランなどを展開します。
そして4階から13階までのフロアーには、いけすを2000個設置して、ひらめやヌマガレイなどの魚を養殖します。このいけすは1個が長さ45メートル、幅1メートル、深さ20センチの棚のような形をしています。
また海水の水質をできるだけ長く保つため、微生物を活用して魚が食べ残した餌のかすの有機物を食べさせる「バイオフロック」という新技術を取り入れることにしています。
韓国では養殖した魚が水産物の42%を占めるほどウェートが高まっている半面、現在は沿岸で養殖しているため環境汚染や輸送費が高くつくなどの課題をかかえています。このため政府がビルの中で魚を養殖する技術をPRすることによって、水産業に変化を促そうというねらいがあるものとみられています。
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