去年の首都圏の大気は、これまでの17年間で一番きれいになっていたことがわかりました。
環境部の首都圏大気環境庁の測定によりますと、去年、ソウルでは、大気中に浮遊している粒子状物質の年平均濃度が、大気1立方メートルあたり47マイクログラムとなり、1995年に大気汚染濃度の測定を始めて以来、もっとも低くなっていることがわかりました。
春などに中国からやってくる黄砂によって粒子状物質の濃度が一時的に上がったものを除けば、その値は44マイクログラムまで下がります。
政府は2005年に「首都圏大気環境改善特別対策」を打ち出して対策を進めましたが、2005年の測定値の58マイクログラムと比べると、18%も改善されており、国の環境基準の50マイクログラムよりも低く、おととしに次いで2年連続で基準を満たしています。
また仁川では去年、粒子状物質の濃度が55マイクログラムで、黄砂による上昇分を除くと52マイクログラムでした。
京畿道の粒子状物質の濃度は57マイクログラムで、黄砂による上昇分を除くと54マイクログラムで、ともに国の環境基準は満たしていませんが、これらの地域も1995年に測定を始めてからの最低値でした。
大気中の粒子状物質がこのように減ったのは、ディーゼル自動車にばい煙を減らす装置の取りつけを義務化し、ディーゼルエンジンのLPガスエンジンへの改造や天然ガスのバスの普及などが功を奏したものとみられています。
一方、首都圏の二酸化窒素の濃度は、それほど大きく改善されていませんが、ソウルで33ppb(10億分の1)、仁川と京畿道が30ppbで、環境基準の30ppbに近づいてきています。