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社会

成人の14.4%が精神疾患経験 国の調査

Write: 2012-02-16 09:26:14Update: 2012-05-30 09:46:15

成人の14.4%が精神疾患経験 国の調査

韓国の成人6人に1人は精神疾患にかかったことがあり、10万人あまりがこの1年間に自殺を試みていることが、保健福祉部の調査でわかりました。
保健福祉部が成人男女6000人あまりを対象に精神疾患実態調査を行った結果、対象者の14.4%が程度の差はあっても、精神疾患に1度以上かかったことがあることがわかりました。これは5年前に比べて2.2ポイント増えたことになります。
精神疾患の範囲には、重度の統合失調症だけでなく、うつ病やパニック障害、拒食症や過食症なども含まれていますが、アルコールやニコチン依存症といった段階まで含めると、国民3人に1人は精神疾患にかかったことになります。
なかでも女性の場合は、10人に1人が一生のうち1度以上、うつ病のような気分障害を経験しており、男性は5人に1人がアルコール依存症を経験していることがわかりました。
また1度以上、真剣に自殺を考えたことのある人は15.6%で、この1年間に実際に自殺を試みた人は10万人を超えていました。
しかし専門医に相談して治療を受けている割合は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの先進国の場合、精神疾患の患者の40%近くが精神科医のもとで相談や診察を受けていますが、韓国の場合は、患者の15.3%だけが精神科を訪れていました。
政府は精神疾患を早期に発見するために、これからは精神疾患実態調査の対象を18歳未満の乳幼児、児童、青少年にまで広げることにしています。また健康保険や健康検診などに精神疾患の項目を加えるとともに、ライフサイクルに合わせて治療対策を練ることになりました。

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