このほど韓国で初めて成功した、7つの臓器を一度に移植する手術で、移植された臓器の一部が法律で移植を認めていないものであることから、移植可能な臓器の種類を拡大する法律改正の必要性が指摘されています。
保健福祉部などが18日に明らかにしたところによりますと、去年10月にソウル峨山(アサン)病院で行われた、慢性臓器閉塞症候群を患う7歳の女の子に肝臓、すい臓など7つの臓器を同時移植した手術は、法律に違反しているということです。
当時、ソウル峨山病院の小児外科専門のキム・デヨン教授チームは、女の子に肝臓、すい臓、小腸、胃腸、十二指腸、大腸、脾臓の7つの臓器を同時移植する手術を行いました。
しかし、現行の臓器移植法は腎臓と肝臓、すい臓、心臓、肺、骨髄、眼球、すい島、小腸の移植だけを認めており、女の子に胃腸と十二指腸、大腸、脾臓を移植したのは臓器移植法の違反に当たります。
キム・デヨン教授は、「当時は緊迫した状況だったので手術を行ったが、移植した臓器の中に韓国の法律ではっきりと移植を認めていない臓器が含まれており、負担を感じている。法の改正が必要だ」と話しています。
また、保健福祉部の金元鍾(キム・ウォンジョン)保健産業政策局長は、「移植された臓器の一部が現行の臓器移植法で認める臓器ではないため、違法に当る恐れがあるが、処罰規定がなく、曖昧な状況だ」と話しています。
このため、保健福祉部は、近く移植倫理委員会を開き、移植を認める臓器の種類を拡大するかどうかについて議論する方針です。