今年3月の新学期から使われる中学と高校の歴史教科書に、北韓の故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の後継者に決まった三男の正恩(ジョンウン)氏が初めて登場しました。
教育科学技術部は、金正日国防委員長死亡後の北韓関連記述を修正した教科書を検定承認したことを21日、明らかにしました。
新しい記述内容は、「北韓では、2011年に死亡した金正日国防委員長の後継者に指名された金正恩氏が統治権を継承し、3代権力世襲が行われた」となっています。
教育科学技術部は、中学高校の歴史教科書出版社11社のうち8社についてこのほど検定承認し、残り3社についても検定を進めているということです。