ソウルと江原(カンウォン)道春川(チュンチョン)市を結ぶ京春(キョンチュン)線で、最高時速180キロの準高速電車「ITX-青春」が28日から運転を始めました。
ITX-青春は、Inter-City Train eXpressの略、都市間を結ぶ急行列車を意味し、8両編成の電車のうち2両が韓国で初めての2階建てになっていて最高時速180キロを出すことができます。沿線に「冬のソナタ」で有名になった、川の中の島のナミソムがあり、春川も若者に人気があることから青春の愛称がつけられました。
この電車の運転で所要時間が大幅に短くなり、ソウルの龍山―春川間は74分、清涼里―春川は63分となりました。
運転は始発が朝6時、終電が夜10時で、ラッシュアワーは30分間隔、日中は1時間間隔で、平日は上下44本、週末は上下54本運転され、運賃は龍山¬¬―春川が6900ウォン、清涼里(チョンリャンリ)―春川が6000ウォンです。
コレール=韓国鉄道公社の鄭昌永(チョン・チャンヨン)社長は、「京春線は1939年に開通して以来、青春とロマンを象徴する路線として国民に愛されてきた。今回のITXで時間が短縮されたことで、ソウルと京畿(キョンギ)道北東部、江原道との交流が活発になり、地域の発展に大きく役立つと期待しています」と話しています。