グーグルが3月1日から個人情報を1つにまとめて管理する方針を示していることについて、放送通信委員会はグーグルの個人情報保護の方針が韓国の法律を遵守できない恐れがあるとして、28日、グーグルに改善を勧告し、世界的なインターネット企業の方針に政府がブレーキをかけました。
グーグルは電子メールのGメール、ソーシャルサービスのグーグルプラス、動画サイトのユーチューブなど60あまりのサービスを個別管理してきましたが、3月1日から個人情報を1つにまとめて管理する方針を示しています。
これについて放送通信委員会は、3月1日からグーグルが実施する予定の個人情報管理方針を検討した結果、「情報通信網の利用促進と情報保護などに関する法律」で定められている個人情報の保有と利用期間、個人情報を破棄する方法などがなく、個人情報を十分に保護できない恐れがあると判断し、グーグルに改善を勧告したということです。
また民間の韓国個人情報保護協議会も28日、グーグルに対して個人情報の政策を撤回するよう求める声明を出しました。
これに対し、グーグルは「いくつかの誤解がある。個人情報の保護政策は韓国の法律を守ると確信する」と述べ、放送通信委員会の勧告を受け入れない方針を示唆しました。