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社会

韓国戦争の戦死者遺体発掘 今年の作業始まる

Write: 2012-03-07 09:17:17Update: 2012-03-07 09:17:17

韓国戦争の戦死者の遺体を発掘する作業が、6日から全国で本格的に始まりました。
遺体発掘作業は、ことし11月末にかけて全国65か所で行われ、慶尚北(キョンサンブク)道浦項(ポハン)駐留の海兵隊など35の軍部隊、延べ10万人あまりの兵士が作業に加わります。
国防部は、今年は韓国軍兵士の戦死者1300人以上の遺体を発掘し、身元確認のために遺族から5000個以上の遺伝子試料を採取することを目標に掲げています。
この目標を達成するため国防部は、専門の発掘チームと軍部隊の発掘チームに発掘手法を教える4週間の合同研修を行いました。
また去年完成した「遺体所在地図」にもとづいて、韓国戦争当時の激戦地だった江原(カンウォン)道楊口(ヤング)郡の山中など11か所を集中的な発掘対象地に指定する一方、遺族の遺伝子採取を担当するチームの人数を増やしました。
国防部が成果を期待しているのは、独自に開発した「戦死者総合情報体系」で、デジタル地図にリアルタイムで現場の座標を入力することができるうえ、発掘した遺体と遺品の状態、遺体が埋まっていた深さなどをデータベースとして保存管理することができるようになっています。
韓国内での戦死者の遺体発掘作業は2000年から始まって、これまでに7000人の遺体が発掘され、このうち韓国軍兵士の遺体は6000人でした。一方、遺族の遺伝子試料は1万8500人から採取しましたが、身元が確認されて遺骨が遺族に手渡されたのは、わずか77人に止まっています。

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