野党と環境団体などが強く反対している済州(チェジュ)海軍基地の建設工事現場である済州特別自治道西帰浦(ソギポ)市カンジョン村のクロムビ海岸で、7日昼前発破作業が行われ、緊張が高まっています。
済州海軍基地の建設事業は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権の2007年に始まったものの、反対世論が強く、李明博政権が発足した直後の2008年9月、海軍と民間が共同で使う港として建設計画を変更し、これまで17%ほど進んでいます。
政府は、先月29日、軍民複合型の港の建設計画を見直す必要はなく、これ以上工事を遅らせることはできないという立場を示しました。
これを受けて、警察は6日午後、済州海軍基地の建設工事が進められているクロムビ海岸の発破を許可し、7日昼前に発破作業が行われました。
これに対し、住民たちは、クロムビ海岸の爆破は済州島民に対する侮辱であり、西帰浦市民の飲料水源を脅かす行為だとして反発しており、大きな衝突が懸念されています。